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MF大橋正博が引退発表「幸せなサッカー人生と胸張って言えます」

[ 2013年1月16日 20:04 ]

現役引退を発表したMF大橋正博

 昨季限りでJ2松本を退団したMF大橋正博(31)が16日、自身のブログで現役引退を決断したことを報告した。

 「(松本)山雅を解雇されたのが思った以上にショックだった」と率直な心境を明かした大橋。昨年12月にJリーグのトライアウトを受けたが、「今日の時点でオファーや練習参加などの話しもなく、各チーム新体制や練習も始まる中で僕への評価はここまでかなと」と考え、引退を決めたという。

 各チームが3月の開幕へ動き出す中、大橋はほとんど練習をしていないといい、「ここまでサッカーから離れたのも初めてだし、サッカーへの情熱も薄れていっていました」。あと4、5年はプレーを続けたかったという願いも明かし、「息子がパパがサッカー選手であると分かるまでプレーしたいと言うのが最大の目標でした」と愛息への思いをつづった。

 第2の人生は故郷の「横浜に戻って何かを始める予定」。ともにプレーした選手やスタッフ、サポーターへの感謝もつづり、「色んな場面や感動、色んな出会いもあり、幸せなサッカー人生であったと胸を張って言えます」という言葉でプロ人生を締めくくった。

 大橋は1999年、横浜の下部組織からトップチームに昇格。精度の高いキックとパスセンスを武器に05年にはトップ下の定位置を獲得し、リーグ戦25試合に出場した。水戸、新潟、東京V、川崎F、Kリーグ江原でもプレーし、2011年8月に当時JFLの松本に加入。昨季はリーグ戦18試合出場で1得点だった。J1通算78試合7得点、J2通算116試合12得点。

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2013年1月16日のニュース