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京都橘 手負いの強力2トップは歓迎「両校優勝は嫌だな、と」

[ 2013年1月15日 07:27 ]

京都橘・小屋松がバスに乗り込む

 全国高校サッカー選手権は14日、国立競技場で鵬翔(宮崎)と京都橘(京都)が決勝を行う予定だったが、大雪のため19日に延期。ケガを抱える京都橘の強力2トップは決勝延期を喜んだ。

 5ゴールで得点ランクトップのFW小屋松は「みんなで“両校優勝は嫌だな”と話していた。決着をつけられるのはうれしい」。この日は左ふくらはぎ痛を押して強行先発を予定していただけに「足をもう一回、いい状態にもっていける」とプラスに捉えた。

 得点ランク2位タイの4得点を挙げているFW仙頭も笑顔。全試合フル出場を続けてきたことで左膝裏に痛みが出た。「きょう試合をするのが一番だった」としながらも「ケガをしている選手も結構いる。体のメンテナンスを整えて決勝に臨みたい」と決意を新たにした。

 メンバー外の部員や応援団にはセンター試験を受ける生徒がおり、その人たちの思いも背負って仕切り直しの一番に臨む。「来られない人のためにも勝利で恩返しをしたい」と小屋松。初優勝に向けて、京都には戻らず関東で調整を続けていく。

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2013年1月15日のニュース