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エース道上4ゴール!常盤木学園、連覇へ7発好発進

[ 2013年1月13日 06:00 ]

<常盤木学園・磐田東>後半6分、ハットトリックを達成した道上(右)

第21回全日本高校女子サッカー選手権1回戦

(1月12日 静岡・磐田スポーツ交流の里ゆめりあほか)
 高校女子サッカーの頂点を決める大会が開幕。1回戦16試合が行われ、前回優勝の常盤木学園(宮城)はなでしこリーグのINAC神戸入りするFW道上彩花(18)の4得点などで磐田東(静岡)に7―0で快勝した。

 女王の貫禄を見せつけた。前半16分、自陣深くからのカウンターで、エースの道上がネットを揺らしてゴールラッシュの口火を切った。3分後に2点目を決めると、後半6分にハットトリックを達成。好発進を決めて「高校相手の初戦は難しいが、勝って当たり前のプレッシャーの中、いい入り方をできた」と声を弾ませた。

 チームはなでしこリーグの2部に当たるチャレンジリーグに所属し、昨季は12チーム中6位と健闘。22試合30得点で得点王に輝いた道上は高校女子では別格だ。この日、両チーム最多の11本のシュートを放ったが「まだまだ取れた。しっかり決めなければ」と4得点にも気を引き締めた。

 なでしこジャパンのDF熊谷紗希(22)、鮫島彩(25)らを輩出して、大会最多となる4度の優勝を誇る名門。だが、昨年1月の全日本女子ユース(U―18)選手権、同8月の全国高校総体はともに決勝で敗れ、タイトルから遠ざかっている。道上は「自分たちの代で獲れていない。勝って終わりたい」と5度目の日本一を見つめた。

 ◆道上 彩花(みちがみ・あやか)1994年(平6)7月27日、和歌山県生まれの18歳。小学2年の時、徳島県阿南市の今津SCでサッカーを始める。那賀川中では部活動とクラブチームの鳴門ポラリスFCでプレー。10年に常盤木学園高に進学。昨年はヤングなでしこの一員としてU―20女子W杯に出場。1メートル70、65キロ。血液型AB。

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2013年1月13日のニュース