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バルサ、がん手術から復帰のビラノバ監督にささぐ大勝

[ 2013年1月8日 06:00 ]

<バルセロナ・エスパニョール>前半29分、PKを決め喜ぶメッシ

リーガ・エスパニョーラ バルセロナ4―0エスパニョール

(1月6日)
 バルセロナが会心の勝利で新年の幕を開けた。序盤からゴールを重ねて前半29分までに4得点。12月20日の唾液腺がん手術から復帰したビラノバ監督に白星を贈った。

 「狙い通り監督に勝利をささげることができてうれしい」と2得点のFWペドロが振り返った。化学療法と放射線治療が必要な指揮官の復帰は当初2月の見通しとも報じられたが、2日の練習から合流。この日もベンチで指揮を執り「最初の30分は素晴らしかった。ベンチから飛び出す必要もなかった」と笑顔を交えて話した。

 エースのメッシも2点目のアシストに加え、4点目のPKで13年初得点。12年はアルゼンチン代表戦も含めて69戦91得点を記録。冬季中断期間には昨年11月に生まれた長男ティアゴくんを初めて母国に連れて帰ってリフレッシュし、年を越しても変わらないパフォーマンスで今年も活躍の予感を漂わせた。

 開幕から17勝1分けで勝ち点52。10~11年にバルサが築いた前半戦の最多記録に並び、シーズンを折り返す次節13日のマラガ戦に更新が懸かる。今後も治療が必要な指揮官は「練習に出られない日もあるだろう」と闘病生活が続くが、快進撃のチームに関して頭を悩ませる必要はなさそうだ。

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