清水　ディドコーチら退団濃厚…元韓国代表ＧＫコーチ招へいへ

　Ｊ１清水が元韓国代表ＧＫコーチのコサ（４８、本名ファレイラ・マルコ・アントニオ・アルベレズ）氏の招へいに動いていることが２７日、分かった。クラブ関係者が「来季コーチの有力候補の１人」と語った。

　ブラジル出身のコサ氏は８８年から７年間、母国の１部リーグ・ジュベントスのＧＫとしてプレーした。０２年から韓国・水原三星、全南のＧＫコーチを経て、０６年に外国人初となる韓国代表ＧＫコーチに就任した。現在は中東のクラブでコーチを務めているという。

　コサ氏は韓国代表ＧＫの金永光（キムヨングァン）らを育成し、指導力には定評がある。明るい性格で雰囲気づくりも得意。０６年に韓国代表コーチを務めたゴトビ監督とも親交があり、選手とのパイプ役として申し分ない存在だ。フィジカル面の指導経験もあることから、幅広い役割が期待される。

　清水はＧＫを担当していたディドコーチとフィジカル担当の石栗コーチの退団が濃厚となっている。また、山本、碓井の移籍が確実で、ＧＫの底上げが不可欠。巻き返しを図る来季に向け、コサ氏の加入は心強い。