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元駅伝選手、千葉FW清水“ラス闘”敗戦も納得の準優勝

[ 2012年12月25日 06:00 ]

INAC神戸に敗れて準優勝に終わり、肩を落とす千葉イレブン

皇后杯決勝 千葉0-1INAC神戸

(12月24日 NACK)
 千葉は今季のなでしこリーグで1―3、2―7と完敗していた相手に前線から果敢にプレスをかけて善戦。千葉主将のFW清水は「何年もやり続けてきたサッカーがこの決勝でできた」と振り返った。

 32歳の自身には現役最後の試合だった。00、01年に三井海上で全日本実業団対抗女子駅伝優勝に貢献したが、テレビでの女子サッカー観戦をきっかけに転向を決意。21歳からの挑戦で「陸上でのプライドはズタズタになったけど、見返してやろうと思った」。この日の朝には駅伝時代に仲間だった土佐礼子や渋井陽子から激励メール。「この舞台で終われたことは幸せ」。準優勝ながら初の決勝進出で上村監督は続投が決まり新スポンサーも浮上しているが「自分でスパイクを買って気持ちを入れて戦うハングリー精神も大事」と清水。下部リーグ時代から道を切り開いてきた異色選手が、その思いを後輩に託した。

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2012年12月25日のニュース