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C大阪 柿谷弾実らず…ダービーで1年9カ月ぶり苦杯

[ 2012年12月24日 06:00 ]

G大阪に敗れ、肩を落とすC大阪イレブン

天皇杯準々決勝 C大阪1-2G大阪

(12月23日 長居)
 C大阪の2年連続4強入りはならなかった。120分間の激闘の末に試合終了のホイッスルが鳴り響くと、C大阪の選手たちがピッチに倒れ込む。本拠地でもある長居スタジアムで迎えた今季終戦。G大阪に敗れるのは昨年の3月5日以来、約1年9カ月ぶりで、悲願の初タイトルへの道を絶たれてしまった。

 FW柿谷のダービー初得点も実らなかった。右かかと痛を抱えながら後半開始から強行出場。4分後にはGKと1対1になり、右足で脇の下を抜くシュートを決めた。「ガンバからは経験の多さを感じた。勢いだけじゃあかんということが分かった」。意地の一発も空砲となり、最後は相手の強さを認めるしかなかった。

 ただ、公式戦で計16得点を挙げるなどエースに成長した柿谷にとっては、飛躍の1年となった。「まずはケガをしっかり治して、来年に向けて準備していきたい」。関西では唯一のJ1チームとして挑む新シーズン。来季もサクラ色のユニホームに袖を通す22歳が、リーグでトップ3入りを目指すチームをけん引する。

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