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欧州CL決勝トーナメント マンUはレアルと激突!香川に最高舞台

[ 2012年12月21日 06:00 ]

欧州CL決勝T1回戦でRマドリードと対決することになったマンチェスターUの香川

 欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選が20日にスイス・ニヨンで行われ、日本代表MF香川真司(23)が所属するマンチェスター・ユナイテッドは最多優勝9回を誇るスペインの名門レアル・マドリードと来年2月13日(日本時間14日)、3月5日(同6日)に対戦することが決まった。日本代表DF内田篤人(24)のシャルケはトルコの強豪ガラタサライと対戦する。

 左膝の故障から復帰が間近に迫っている香川にとって、意欲をかき立てられる最高の組み合わせとなった。対戦が決まったレアルはかつて「20世紀最高のクラブ」に選ばれ、エースのC・ロナウドを軸とした現在の布陣も世界のトップクラス。前身の欧州チャンピオンズ杯を含めて欧州制覇9回、スペインリーグも最多優勝32回を誇り、伝統でマンUを上回る数少ないクラブと言っていい。

 今季は国内リーグで首位バルセロナに勝ち点13差の3位と苦戦し、モウリーニョ監督が「優勝はほぼ無理」と認める不振だが、それだけに今後は10度目の優勝が懸かるCLでプライドを懸けた逆襲が予想される。首位を走る国内リーグとの掛け持ちを強いられるマンUには最悪の相手とも言える。クラブの公式サイトによると、レアルとは8回対戦して2回しか勝っていない。だが、強豪との対戦を夢見て欧州に渡った香川にとっては自然とモチベーションが高まるはず。昨季所属したドルトムントでは1次リーグで敗退しただけに、初の決勝トーナメントでプレーしたい思いは強い。

 香川は早ければ23日の国内リーグ・スウォンジー戦でベンチ入りする可能性が指摘されており、完全復活の先にはレアル戦が待っている。

 また09年夏にサッカー史上最高の移籍金9400万ユーロ(当時約129億円)でマンUからレアルに移籍したC・ロナウドにとっては古巣との初対戦。世界的に注目を集める一戦となることは間違いない。

 2季ぶりの王座奪回を目指すバルセロナはACミラン、国内リーグで苦戦するアーセナルは昨季CL準優勝のバイエルンMとの対戦が決まった。

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