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“大人”になったエメルソン、クラブ世界一に感慨深げ

[ 2012年12月17日 06:00 ]

<コリンチャンス・チェルシー>前半、コリンチャンス・エメルソン(左)がシュートを放つ

クラブW杯決勝 コリンチャンス1-0チェルシー

(12月16日 横浜国際)
 コリンチャンスのFWエメルソンが第二の故郷で偉大なタイトルを手に入れた。おなじみの爆発的スピードと突破力はこの日も健在。相手のブラジル代表DFダビド・ルイスとの壮絶なマッチアップは何度も黒く染まったサポーターを沸かせた。全速力で守備に戻る姿は、05年まで6年間在籍した、札幌、川崎F、浦和時代には見られなかった“大人な姿勢”。確かな成長ぶりがうかがわれた。

 「日本での優勝は本当にスペシャルなこと。僕は若くして日本に来たので成長できた。僕は日本を愛している。努力とリスペクトが重なると成功につながることを学んだ」。Jリーグ、カタールを経て母国ブラジルに戻ると、10年にはフラメンゴ、11年にフルミネンセで全国選手権を連覇するなど、必ずチームにタイトルをもたらした。優勝請負人がついに世界の頂点に立った。

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