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「うちも相当なレベル」番狂わせ狙うアルアハリ指揮官

[ 2012年12月11日 18:19 ]

 サッカーのトヨタ・クラブワールドカップ(W杯)準決勝は12日午後7時半から愛知・豊田スタジアムで行われ、初戦となる南米代表のコリンチャンス(ブラジル)がアフリカ代表のアルアハリ(エジプト)と対戦する。コリンチャンスは11日、試合会場で記者会見と冒頭のみを公開した練習を行った。

 2000年(当時は世界クラブ選手権)以来の優勝を狙う名門クラブは、J1浦和などで活躍したFWエメルソンやブラジル代表MFパウリーニョらを擁する。

 「大きな責任と喜びがある。クラブ、サポーターのためにいい試合をしたい」と抱負を述べたチチ監督は、堅実な試合運びが持ち味とあって「攻撃だけでなく、バランスを取って守備をすればうちのチームが勝つ」と話した。主将のDFアレサンドロは「初戦が大事。集中できている」と意欲的だった。

 一方、準々決勝でJ1王者の広島を下したアルアハリのバドリー監督は「攻撃に重点を置くのは難しいが、うちも相当なレベルにある」と決勝進出へ対抗心を見せた。

 勝ったチームは13日の準決勝のもう1試合、欧州代表のチェルシー(イングランド)と北中米カリブ海代表のモンテレイ(メキシコ)の勝者と16日の決勝で顔を合わせる。

 ▼アルアハリ・バドリー監督の話 広島戦はやり方がうまくいったが、相手は技術レベルが高い。さまざまな困難を抱えるが、アフリカ王者になってここで試合に臨むことは大きな意味がある。

 ▼コリンチャンス・チチ監督の話 特別な大会に参加できることに興奮している。ここに来るまでにすごい労力がかかった。相手を尊重し、ミスを少なくして自分たちの仕事ができれば夢はかなう。

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2012年12月11日のニュース