厳冬札幌で悲痛な叫び…「クラブは続くけど、選手は長く続かない」

[ 2012年12月11日 12:44 ]

契約更改交渉を行った日高は厳しい表情

 来季はJ2で戦う札幌のDF日高拓磨(29)が10日、移籍を視野に入れていることを明かした。札幌市内のクラブ事務所で2度目の契約更改交渉を行ったが、またも保留。「札幌で(来季も)やりたい気持ちはあるが、自分の中で移籍も何%か入っている」と語った。

 チームからは残留オファーを受けているが、来季のトップチーム人件費は、クラブ史上最低額の約2億5000万円。今季700万円(推定)の日高は「経営状況が厳しい。自分に提示された金額もそうですし、とにかく全部厳しい」と提示額こそ明かさなかったが、想像以上の減額を示唆した。

 譲れない部分がある。今季は自身初のJ1。開幕当初こそメンバー外だったが、ナビスコ杯で結果を残し、レギュラーを奪取。19試合で3得点をマークした。チームはJ1歴代ワーストの88失点を記録し、1年で降格。「大量失点したのが悔しい」と責任を感じているが「点を取ったところは、選手個人として評価してほしい」と訴えた。

 次回交渉日は現時点で未定だ。「クラブは続くかもしれないですけど、選手は長くは続かない。このままでは、上のレベルでやりたいとか、給料を出してくれるチームを選ばなければいけなくなる」。緊縮財政なのは分かっている。ただ選手生活は限られているだけに、悲痛な叫びだった。

 ≪保留続出≫この日の契約更改交渉では、2年目のDF櫛引が「サインはしていない」と保留したものの「ほとんど合意のような形」と残留を宣言。MF岡本、MF宮沢、GK曵地、FW三上は2度目の交渉を行い、保留した。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「コパ・アメリカ(南米選手権)」特集記事

2012年12月11日のニュース