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10年前は幻のゴールに泣いた…青山「きょうは文句なしでしょう」

[ 2012年12月7日 09:18 ]

<広島・オークランド>後半、先制ゴールを決める青山
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トヨタ・クラブW杯1回戦 広島1―0オークランド

(12月6日 横浜国際)
 プロ契約選手がほとんどいない“アマチュア軍団”に苦戦していた広島を救ったのは、MF青山敏弘(26)だった。後半21分、約30メートルの距離から「昔、本田圭佑に教えてもらった」という無回転ミドルを右足で決めて、貴重な決勝点。かつてU―23日本代表でともに戦った仲間の直伝の一撃で、チームを勝利に導いた。

 今大会では、FIFAの国際大会で初めてゴール判定を補助する先進技術が導入された。これについて森保監督は「ひとつのゴールが人生に影響を及ぼす」と話していたが、青山こそが判定に泣いた選手だった。岡山・作陽高の3年時に迎えた高校選手権県大会決勝・水島工戦。0―0の延長で青山の放ったシュートは明らかにゴールラインを割ったが、これが認められず結果的に敗退し、幻のゴールとして話題になった。あれから10年。世界の舞台で勝利の立役者となった男は「きょうは文句なしに決められた。誰も文句を言わないでしょう」と笑顔を浮かべた。

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