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新潟4発で“奇跡”引き寄せた!本間涙「苦しい1年だったが…」

[ 2012年12月1日 17:45 ]

J1最終節 新潟4-1札幌

(12月1日 東北電ス)
 試合終了のホイッスルが鳴っても、新潟イレブンに笑顔はなかった。主将の本間をはじめ、イレブン全員がベンチを見つめた。他会場の結果は――。試合後の整列を終え、ピッチから引き揚げようとしたその時だった。スタジアムに響く大歓声。“奇跡”が起きた。全員が歓喜の輪をつくった。この日、先制弾を決めた坪内は顔を両手で覆い号泣した。

 「苦しい1年だったが、残留できたことをうれしく思う。決まった瞬間?どう喜んでいいのか…とりあえず飛び跳ねてました」。新潟一筋にプレーする本間は、目をうるませながら。喜びをかみしめた。

 執念が実った。17位で迎えた最終節。勝利がJ1残留の絶対条件の中で、イレブンは重圧をはね返した。まずは前半8分、左サイドからアラン・ミネイロがゴール前に放り込むと、このこぼれ球を拾った坪内が右足で蹴りこみ先制。さらに同43分。アラン・ミネイロの右CKを石川が頭で左に流し、ブルーノ・ロペスが頭でゴールネットを揺らした。

 後半8分に1点を返されたが、ひるまない。同27分、アラン・ミネイロがエリア外から右足ミドル。ゴール左に突き刺し、再び2点差。後半35分にはブルーノ・ロペスが4点目を奪い取った。

 「皆さんに支えられてJ1に上がったので、絶対に(J2に)落としちゃいけないと思っていました」と本間。新潟のJ1での戦いは来季も続く。

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2012年12月1日のニュース