ジーコ氏　イラク代表監督を辞任　給与未払いが理由か

イラク代表監督辞任を表明したジーコ氏

　サッカー元日本代表監督のジーコ氏（５９）が２７日、自身の公式サイトを通じてイラク代表監督を辞任することを表明した。

　同サイトによると、ジーコ氏はイラクサッカー協会の契約不履行を理由に契約を破棄する旨を、同協会と国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）に通知したという。ジーコ氏は１０月、同協会からの給与の支払いが４カ月間滞っていることを明らかにしていた。

　日本サッカー協会の川淵三郎最高顧問（７５）は２８日午前、自身のツイッターでジーコ氏の契約破棄を伝え、「理由は契約不履行ということですが、分かりやすく言えば、給料未払いということでしょう」とつぶやいている。

　イラク代表はＷ杯ブラジル大会アジア最終予選で日本と同じＢ組。現在、１勝２分け２敗の勝ち点５で、勝ち点１３の日本、同５で得失点差で上回るオーストラリアに次いで３位につけている。