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麻也 移籍後初完封!2連勝で降格圏脱出の17位に浮上

[ 2012年11月27日 06:00 ]

ニューカッスル戦の後半、競り合うサウサンプトンの吉田(右)

プレミアリーグ サウサンプトン2-0ニューカッスル

(11月25日)
 サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也(24)が移籍後初完封をマークした。25日にホームのニューカッスル戦にセンターバックで9試合連続フル出場し、今季リーグ戦初の無失点勝利(2―0)に貢献。チームは初の2連勝で勝ち点を11として降格圏を抜け出し、17位に浮上した。FW李忠成(26)はベンチ外だった。

 プレミアリーグ初完封の味は格別だった。ファンの歓声を浴びながら、吉田はセンターバックでコンビを組むフォンテとハイタッチし、GKガッサニガに抱きついて歓喜。「最近、合言葉としてクリーンシート(無失点試合)という言葉をみんなが意識して使っていたし、個人的にもそろそろゼロ点に抑えたいと思っていた。達成できて非常に満足」。自身のリーグ戦10試合目で初の無失点に笑顔を浮かべた。

 チームとして守った結果だった。昨季5位のニューカッスルのFWは、昨季合わせて27得点を挙げたシセとバのセネガル代表コンビ。身体能力が高い2人は「競り合いがめちゃくちゃ強くて、全然勝てなかった」と吉田。後半10分に空中戦でシセに競り負けてピンチを招く場面もあったが「個の勝負でうまくいかなくても、チームとして守れれば問題ない」と守備陣が互いをカバーして強力2トップを封じた。チームは開幕10試合で28失点とリーグワースト記録だったが、最近3試合はわずか2失点。「ジョゼ(フォンテ)との連係も徐々に良くなってきていると思う」と守備力向上に手応えを口にした。

 今季初の2連勝で、降格圏を脱出する17位に浮上。「(降格圏から)出たんですか?連勝はチームにとっても個人的にも大きい。まだ個人的なプレーには満足していないが、自分が磨かれている実感もあるし、出続けることで伸びている感覚もつかんでいる」。自信と勢いを持って中2日で28日のホーム・ノーリッジ戦に臨み、3連勝でさらに上を狙う。

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2012年11月27日のニュース