佐藤寿人「広島愛」貫き２度の残留「ここで本当に大きく成長できた」

＜広島・Ｃ大阪＞Ｊリーグ優勝を果たし、チームスタッフらと喜びを爆発させる広島イレブン

Ｊ１第３３節 広島４－１Ｃ大阪

（11月24日 広島ビ）
　広島が初の年間優勝を果たした。ホームでＣ大阪に４－１と快勝。２位仙台が新潟に敗れたため最終節を残して優勝が確定した。
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　チームをけん引するＦＷ佐藤寿人（３０）は０５年に仙台から加入して８年目。貫いてきた「広島愛」が結実した。

　０７年には入れ替え戦に敗れＪ２に降格。他のＪ１クラブからオファーが届いたが、パスサッカーを愛し広島というクラブに愛着を持つ佐藤は残留を決断した。１０年７月にはクロアチアのディナモ・ザグレブから獲得の打診が届きながらも、悩み抜いた末に導き出した答えはまたしても残留だった。

　「優勝だけをしたいなら、毎年のように優勝争いをしているクラブに移籍する選択肢もある。でも、自分はここで本当に大きく成長できた」。今季を含めて９年連続２桁得点。愛するクラブのためにゴールを量産し、広島にとって念願の初タイトルをもたらした。