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“安全圏”から一転…C大阪 大敗でまさかの降格ピンチ

[ 2012年11月25日 06:00 ]

<広島・C大阪>完敗にお手上げ!?C大阪のクルピ監督

J1第33節 C大阪1-4広島

(11月24日 広島ビ)
 残留“安全圏”から、まさかの大暗転だ。目の前で広島に胴上げを許す屈辱を味わったC大阪が、次節の川崎F戦で敗れれば降格する可能性がある大ピンチに陥った。

 勝てば残留決定という状況で迎えたここ2試合を連敗。順位を14位に落とし、降格圏とは勝ち点差わずかに3。最終節で15位神戸、16位G大阪が揃って勝利しない限りは大丈夫とはいえ、06年以来の“3度目の悲劇”が現実味を帯びてきた。

 引き分け以上なら自力残留が確定するが、状況は厳しい。前節で左足首を痛めた左サイドバック丸橋に続き、この日も右サイドバックの酒本が負傷交代。MF山口は前半40分にPKを献上して一発退場となり、次節出場停止。エースの柿谷も右かかと痛を抱えており、不安材料は尽きない。

 レヴィー・クルピ監督は「切り替えるしかない。ケガを抱えているとか言える状況ではない」と険しい表情。柿谷も「僕らは僕らの目標に向けてやるだけ」と悔しさをあらわにスタジアムを後にした。指揮官は「気持ちを一つに、今季ベストゲームができるよう準備する」と決意を込めて会見を結んだ。今は、その言葉を信じるしかない。

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2012年11月25日のニュース