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最後まで走り抜け!森保監督 教訓は「ドーハの悲劇」

[ 2012年11月23日 17:41 ]

C大阪戦に向けて調整する広島の佐藤(右から2人目)ら

 初のJ1年間優勝が24日にも決まる広島は23日、C大阪戦に向けて会場の広島ビッグアーチで約1時間、調整した。24日は広島が勝ち、勝ち点1差で2位につける仙台が新潟に敗れた場合にのみ、最終節を残して広島の優勝が決まる。スタジアムには約250人のサポーターも詰め掛け、手書きの横断幕を多数掲げて見守った。

 選手は自然体で、練習中には時折笑いも起こった。ここまでランキングトップ21得点のエース佐藤は「次で優勝が決まるとは思っていない。ホーム最終戦で勝ち点3を取り、支えてくれた方と喜びたい」と一戦必勝の構えだ。24日は長男の9歳の誕生日で「ゴールをプレゼントしないといけない方がプレッシャー」と冗談めかして笑った。

 就任1年目の森保監督は円陣の中で、選手時代の1993年に経験した「ドーハの悲劇」を例に出し、最後まで集中して走り抜くことの必要性を説いた。「ドーハの時は最後に気持ちが守りに入ってプレスにいけず、同点にされた。選手にはそういう思いをしてほしくない」。それを聞いた佐藤は「当たり前の仕事を全員が責任を持ってする」と気合を入れ直した。

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2012年11月23日のニュース