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古巣相手に決めた 途中出場・林が土壇場で技あり決勝ループ

[ 2012年11月23日 14:58 ]

<大分―千葉>前半、競り合う大分・森島(左)と千葉・山口智
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J1昇格プレーオフ決勝 大分1―0千葉

(11月23日 国立)
 J1昇格プレーオフ決勝が23日、東京・国立競技場で行われ、J2・6位の大分がFW林の決勝ゴールで同5位の千葉を1―0で下し、4季ぶりJ1復帰を決めた。

 立ち上がり、千葉は米倉がドリブル突破から左足シュートもGKがセーブ。大分はCKの流れから、準決勝で4得点を挙げた森島が左サイドからミドルシュートを狙ったがクロスバーを大きく越えた。

 千葉は前半13分に決定的なチャンス。相手GKからボールを奪った渡辺が左クロスを挙げると米倉がヘディングシュート。しかしGKにセーブされた。大分は同24分、左クロスに森島がヘッドで合わせたが、わずかにゴール右に外れ、サポーターのため息を誘った。

 前半36分、村井のファウルで千葉は正面やや右の絶好の位置でFK獲得。兵働が左足で直接ゴールを狙ったが、GK丹野が右手一本でセーブ。続く右CKを山口がダイビングヘッドも枠を外れた。前半は千葉がやや優勢も、0―0で終了した。

 引き分けも許されない大分は後半20分にチャンス。チェ・ジョンハンの突破から森島へつなぎ、土岐田にスルーパスもタイミングが合わず、ボールはゴールラインを割った。同33分には中央からパスを受けた森島が左サイドからエリア内に切り込み、DF2人をかわして左足シュートも、わずかにゴール右に外れた。

 試合が動いたのは後半41分。中盤でヘッドで競り合ったこぼれ球を森島が拾い、最終ライン裏にスルーパス。抜け出した途中出場の林が右足でGK岡本の頭上を越えるループシュートを放って先制点を挙げた。

 引き分けでも昇格だった千葉はその後、荒田とオーロイを投入したが不発。シュート数では大分を上回ったが1点が遠く、J1復帰の夢は消えた。

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2012年11月23日のニュース