澤は守備で奮闘「すごく楽しかった」

＜ＩＮＡＣ神戸・キャンベラ＞後半、３点目のゴールを決めた大野（左から２人目）と抱き合って喜ぶ澤（同３人目）らＩＮＡＣ神戸イレブン

国際女子クラブ選手権１回戦 ＩＮＡＣ神戸４―０キャンベラ

（11月22日 浦和駒場スタジアム）
　ＩＮＡＣ神戸のＭＦ澤は、守備面での奮闘が光った。的確なポジショニングでピンチの芽を摘み、前半はキャンベラをシュート０本に封じ込めた。中２日で迎えるリヨンとの決勝を考慮され、後半２３分に退いたが「ＩＮＡＣらしいサッカーができて、すごく楽しかった」と笑顔だった。

　リヨンにはロンドン五輪で死闘を演じたフランスやスウェーデンの代表選手が名を連ねる。日テレとの１回戦を見届け「２失点していたので、弱点もチャンスもあると思う」と強気だった。

　▼ＩＮＡＣ神戸・川澄の話　リヨンはパスをつないでゴールに迫ってくる。各ポジションにいい選手がいて怖いチームだが、そこで何ができるかを意識したい。

　▼ＩＮＡＣ神戸・近賀の話　まだミスがあるし、チームも集中力の切れた時間帯があった。リヨンはスピードが脅威。チーム全体で対策を練りたい。

　▼キャンベラ・クリムコバ監督の話　ＩＮＡＣ神戸はとても強かった。攻撃の最後の局面で素晴らしいプレーをしていた。日テレも似たスタイルで強い相手だが、いい準備をして勝ちたいと思う。