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日本協会“欧州支部”新設へ 世界トップ10へ新局面

[ 2012年11月16日 06:00 ]

 日本サッカー協会が“欧州支部”を新設する構想を持っていることが15日、明らかになった。ここ数年、欧州でプレーする日本人選手が急増。ザックジャパンも欧州組が半数以上を占めるメンバー構成となっている。

 今後も欧州クラブに在籍する日本人が増加するのは確実で、日本協会幹部は「時代の流れを考えて、欧州にスタッフを常駐させるプランはある。メリットは大きい。いろいろなことを考えている段階」と明かした。

 欧州に日本協会スタッフが常駐することになれば、選手の状態を把握しやすくなるのはもちろん、日本代表を招集する際の所属クラブとのやりとりがスムーズになるなど利点は多い。また、長期的な視野で日本代表の強化を考えれば、今後は欧州の強豪国との親善試合を増やすことが不可欠で、マッチメークのための各協会とのパイプづくりの役割を担うこともできる。

 日本協会は「2005年宣言」で15年までに世界トップ10の組織になることをうたっている。目標達成に向けて新たな局面を迎えようとしている。

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2012年11月16日のニュース