×

極度の人見知りだった清武「やっぱり残留っていうのはありですか?」

[ 2012年11月15日 09:31 ]

<オマーン・日本>前半20分、先制ゴールを決めた清武

W杯アジア最終予選B組 日本2―1オマーン

(11月14日 マスカット)
 前半20分、長友のクロスのこぼれ球に反応し、左足で先制ゴールを決めた清武。国際Aマッチ12試合目での代表初ゴールに、「自分はもう1、2点取れるチャンスがあった。チームに帰って頑張って、また代表に呼ばれるようにしたい」とどん欲に語った。

 今年最後となる代表戦。清武にとって2012年は飛躍の年だった。関塚ジャパンで臨んだロンドン五輪は4位躍進に貢献。10月の欧州遠征ではフランス、ブラジルとの2試合に先発し「やっぱり個の力が足りないと思った」と強烈な刺激を受けた。充実の一途だった1年間。その中でも、本人にとって最大のトピックは海外移籍だった。

 今年7月にC大阪からドイツ1部ニュルンベルクへ完全移籍。もともと海外志向もなく、極度の人見知りを自認する清武はギリギリまで悩んでいた。「やっぱり残留するっていうのはありなんですか?」。移籍が合意する数日前、C大阪の関係者にこう漏らしていた。それでも、最終的には覚悟を持って新たな世界に飛び込むことを決意した。欧州に身を置くことで精神面でもたくましさを増したアタッカーが、左膝のケガで不在の香川にも負けない輝きを放った。

続きを表示

この記事のフォト

2012年11月15日のニュース