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U―19日本代表 イラクに惜敗…3大会連続でW杯出場逃す

[ 2012年11月13日 06:00 ]

準々決勝でイラクに敗れ、肩を落とすU―19日本代表イレブン

 サッカー男子のU―19アジア選手権は11日、アラブ首長国連邦(UAE)のラスアルハイマなどで準々決勝4試合を行い、日本はイラクに1―2で敗れ、来年のU―20W杯出場はならなかった。日本は3大会連続で同W杯への出場を逃した。日本は後半3分に矢島(浦和)のシュートが相手に当たって入り同点としたが、同8分にセットプレーから勝ち越しを許した。イラクのほか、ウズベキスタン、韓国、オーストラリアがベスト4入りし、U―20W杯出場を決めた。

 3大会連続でU―20W杯出場を逃した日本の選手は試合後、次々とピッチに倒れ込んだ。貴重な強化の機会を失う結果に吉田監督は「この悔しさを糧にしてほしい」と選手の奮起を促したが将来への不安が拭えない敗退。2年前の前回大会にも出場した遠藤(湘南)は「同じところで負けたのは悔しい」と目を潤ませた。荒れた芝にてこずり、球際の競り合いでも見劣りした。今大会無得点に終わった久保(京都)は「点を取れなかったのは自分の力不足」と唇をかんだ。アジア勢の追い上げで、この年代での日本の優位性はすでになくなった。日本の選手育成やユース年代の強化の仕組みも再考を強いられそうだ。

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2012年11月13日のニュース