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内田の代役 酒井宏が濃厚もザック監督が抱く不安

[ 2012年11月8日 10:56 ]

アーセナル戦の前半、負傷交代でベンチに下がるシャルケの内田

欧州CL1次リーグB組 シャルケ2-2アーセナル

(11月6日)
 シャルケの日本代表DF内田篤人(24)がアーセナル戦で右太腿を負傷し前半25分でピッチを退いた。クラブは7日、精密検査の結果を公表し全治約3週間と発表した。14日のW杯アジア最終予選オマーン戦(マスカット)の出場は絶望的。勝てばW杯出場に王手がかかる一戦で、日本代表は経験豊富な右サイドバックを欠くことになった。

 W杯アジア最終予選で日本は現在勝ち点10でB組首位。オマーン戦に勝てばW杯出場に王手がかかる。アウェーでの厳しい戦いが予想される中、攻守のバランスが取れた右サイドバックを欠くことはザックジャパンにとって痛手だ。

 代役は10月12日のフランス戦に先発したDF酒井宏が濃厚だが、所属するハノーバーでは10月28日のボルシアMG戦で初先発した以外はほとんど出番がない。フランス戦後にザッケローニ監督が指摘していたように、試合勘の不足には大きな不安がある。

 アーセナルのベンゲル監督から「足は大丈夫か?」と気遣われ「大丈夫」と英語で答えた内田。肉離れは癖になりやすいケガだけに、まずはしっかり治すことが先決だ。

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2012年11月8日のニュース