ザック監督　宇佐美ら若手に喝！「誰も飛躍的に成長していない」

昨年６月以来２度目のフル代表入りを果たした宇佐美

日本代表　オマーン戦メンバー発表

　ザッケローニ監督が宇佐美貴史（ホッフェンハイム）を中心とする若手にカツを入れた。宇佐美は昨年６月以来２度目のフル代表入りを果たしたが、招集理由を問われた指揮官はおもむろに口を開いた。

　「宇佐美を含め２列目には若いタレントが多い。みな優秀だが、若さという武器を生かしていない。成長できる時間があるのに誰も飛躍的に成長していない。もっと努力する必要がある」。

　厳しい言葉は期待の表れでもあるが、指揮官は宇佐美への言及を続けた。１０年８月の監督就任直後の印象は「彼のプレーには衝撃を受けた」だったことを明かした上で「ただ、今も２年前とプレーは変わらないし、ほとんど成長できていない」と厳しかった。

　さらには、今回招集を見送られた宮市（ウィガン）、原口（浦和）、未招集ながら過去に招集レターを送っている大津（ＶＶＶフェンロ）も名指しし「起用されないのはクラブの監督も私と同じようなことを思っているんでしょうね。若さと言う武器を生かしていないと」とばっさり。アジア最終予選では首位を走っているものの、将来を背負う若手のさらなる奮起を促した。