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陽子 初先発でA代表アピール弾!佐々木監督の前で決めた

[ 2012年11月5日 06:00 ]

<なでしこリーグ 浦和・INAC神戸>前半30分、INAC神戸・田中が先制ゴールを決め、沢(中央)と喜び合う(手前は浦和・猶本)

 5試合が行われ、優勝を決めているINAC神戸はアウェーで浦和と対戦。3―2で勝利を挙げた。U―20日本代表のFW田中陽子(19)が今季初先発。なでしこジャパンの佐々木則夫監督(54)が視察に訪れる中、前半30分に先制点を決めるなどA代表入りへアピールした。

 初先発の19歳、田中陽がブレ球ミドルでネットを揺らした。0―0の前半30分、川澄とのワンツーでパスを受けると、ゴールまで約20メートルの位置から右足で決めた。「ブレ球を狙っていた。蹴った瞬間入ったかなと思った」。U―20日本代表の同僚だった浦和GK池田を幻惑し先制点を挙げた。

 “御前”で決めた。この日はなでしこジャパンの佐々木監督が観戦。「得点は一番大切。(佐々木監督が来ていることは)知らなかったが、来ている時に点を取れて良かった」と胸を張った。

 続投発表後、初仕事となった佐々木監督は試合時間を間違えたため、試合開始直後に来場。試合後「すいません」と苦笑いを浮かべたが、田中陽について評価を求められると表情は一変。「点は決めたがミスもある。大きな評価はできない。強みは持っているが、まだ学ぶところはたくさんある」と辛口で、さらなる成長を求めた。

 しかし、それも期待の表れ。同監督は続投発表後、U―20W杯で日本が敗れた準決勝のドイツ戦の映像を2度も見ており、同世代への関心は大きい。「A代表を狙っていきたい」と田中陽。アピールを続け、将来的に必ずやなでしこジャパン入りを勝ち取る。

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2012年11月5日のニュース