フットサルＷ杯　森岡決めた！「サムライ魂」の２発

＜日本―ポルトガル＞後半、自身２点目のゴールを決め、ガッツポーズする森岡

フットサルＷ杯１次リーグＣ組 日本５―５ポルトガル

（タイ・ナコーンラーチャーシーマー）
　前半立て続けに失点した日本、わずか９分で３点のビハインド。このままズルズルいってもおかしくなかったが、１１分の昨季Ｆリーグ得点王・森岡の代表初ゴールで１点を返し逆襲ののろしを上げた。この後点を取り合い、２－５で前半を終了。

　ペルー出身の日系３世で、８月に日本国籍を取得して今大会直前に代表初選出された森岡が「日本の持ち味である気持ち、サムライ魂で思い切っていく」と語ったとおり、後半に入って怒とうの追い上げが始まった。

　１２分に北原、１３分に森岡が立て続けにゴール。フィールドの５人全員が攻めるパワープレーでポルトガルに襲い掛かった。１６分、逸見が狭いコースを縫うように同点ゴール。優勝候補と目されたポルトガルから勝ち点１をもぎ取った。「追いつけてよかった。みんなの決めてほしいという気持ちで点を取れた」と２ゴールを挙げた森岡は興奮気味に振り返った。

　次は７日のリビア戦、各組１、２位と３位の中から上位チームが進出できる決勝トーナメントに望みをつないだ。森岡は「勝たないと今日の試合が無駄になる。予選突破したい」と意気込んだ。

　▽ロドリゴ日本代表監督の話　前半は神経質になり過ぎた。後半が日本のプレー。忘れたくないのは、いよいよ一番難しい試合（リビア戦）に臨むということだ。