長友インテル６連勝！３日、首位ユーベとの決戦に弾み

＜インテル・サンプドリア＞デシルベストリと競り合う長友（右）

セリエＡ第１０節 インテル・ミラノ３―２サンプドリア

（10月31日）
　セリエＡ３位のインテル・ミラノは３１日、ホームでサンプドリアに３―２で逆転勝ちし、６連勝で２位に浮上した。ＤＦ長友佑都は、途中出場で短い時間の中で持ち味を発揮して勝利に貢献した。

　３日に首位ユベントスとの決戦が控える。試合前、ストラマッチョーニ監督から「ユベントス戦に向けていい準備をしてくれ」とベンチスタートを伝えられた。しかし、前半２０分の失点で指揮官は方向転換し、温存していた主力を次々と投入。その期待に応えるように長友はゴールに絡んだ。

　１―１の後半１８分から左サイドバックで出場。２―１とした同３６分、左サイドでＤＦの裏に抜け出してパスを受けるとカッサーノにつなぎ、グアリンの３点目を演出した。敵将フェラーラ監督が「（長友の位置が）オフサイドだ」と怒って退場するほど価値あるプレーだった。

　「絶対結果を残すという強い気持ちで入った。監督の信頼に応えたかった」という長友。１６年までの契約延長でクラブと基本合意したとの報道があったが「僕もここで戦いたいという気持ちがあるから、いい話し合いができるかなと思う」と前向きだ。チームに欠かせない存在となった男がユベントス戦でも走り続ける。