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残った仙台 敵地で勝ち点!赤嶺2戦連発“キラー弾”

[ 2012年10月28日 06:00 ]

<磐田・仙台>後半32分、仙台・赤嶺が先制ゴールを決める

J1第30節 仙台1-1磐田

(10月27日 ヤマハ)
 各地で9試合が行われ、2位・仙台は敵地で磐田と1―1で引き分けた。後半32分にFW赤嶺真吾(28)が相性の良い相手から、2戦連続得点となる今季11点目。同39分に追いつかれたが、08年のJ1・J2入れ替え戦で敗れた因縁の地で貴重な勝ち点1を手にした。勝ち点で仙台と並ぶ首位・広島は敵地でG大阪に先制を許しながら追い付き、こちらも1―1のドロー。得失点差で首位をキープした。

 仙台の快進撃をけん引するエース赤嶺が“お得意さま”からまたゴールを奪った。後半32分、DF菅井の右折り返しをファーで待ち構え、得意とするワンタッチでの先制ゴール。一見すると“ごっつぁん”だが「前に1人(磐田の)選手がいたし、後ろからもう1人来るのが分かっていた」と相手DFの間を突く絶妙なポジショニングが生んだ“キラー弾”だった。

 FC東京時代を含め磐田から公式戦通算16試合で12点目。6月のナビスコ杯に続く同カード連弾にも「毎試合取れれば一番いい。(磐田戦のやりやすさは)感じない」と自身の記録にはクール。一方で「先制点が勝ち点1につながった。敵地で取れたのは大きい」とチームに貢献できたことには胸を張った。

 因縁の地でチームとしての成長ぶりを示した。J2だった08年、同じヤマハスタジアムでJ1・J2入れ替え戦第2戦で磐田に1―2で敗れ昇格を逃した。当時は就任1年目だった手倉森監督は、試合前に「ここでJ1への望みを断たれたが、今は優勝争いができている。あの悔しさがあったから成長できた。それを試合で示そう」と選手に気合を入れた。終盤に追いつかれ劣勢となりながらも勝ち点1を手にできたのは、4年前には足りなかった精神力や粘りがあればこそ。この日は当時のメンバー7人が出場し、その1人のMF梁勇基(リャンヨンギ)は「入れ替え戦を考えると、ここまで来られるとは思わなかった。結果を出せる部分で、チームは成長している」と手応えを口にした。

 10年途中に加入した赤嶺は「2年前は残留争いをしていたことを考えれば、優勝争いをしているのが不思議なくらい。楽しみながら戦えれば」。08年の入れ替え戦、10年の残留争い、そして昨年の東日本大震災。数々の試練を乗り越えて成長の糧とした仙台が、残り4戦で逆転Vに挑む。

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