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本田 無得点もワントップで攻撃活性化「久々に楽しかった」

[ 2012年10月17日 01:44 ]

国際親善試合 日本0-4ブラジル

(10月16日  ポーランド・ウロツワフ)
 ブラジルとの一戦でザッケローニ監督が採用したのは、本田圭佑のワントップだった。背番号4は、ベスト16に入った2年前のW杯を想起させる布陣で持ち味を発揮。大敗の流れを変えるゴールは挙げられなかったが、日本の攻撃を活性化させた。

 12日のフランス戦は決勝点を奪った終盤の速攻くらいしか好機がなかった。右脚負傷の影響で欠場した本田は「今の日本代表ならもっとできる」と話していた。前線の中央で持ち前のキープ力を生かして起点になり、味方の動きを引き出した。

 前半9分、香川真司との連係で中央を破ってシュート。前半15分にはスルーパスで好機を生んだ。後半は左からトップ下へ位置を変えた香川とポジションを変えながら短いパスで好機をうかがい、ジャンピングボレーでゴールに迫る場面もあった。

 0―4の結果に本田は何度も首を振った。それでも、この屈辱的な敗戦も成長のばねにする自信があるのだろう。「久々に楽しかった。こんなに楽しいのは久しぶり。そんなに簡単に勝てたら、この先面白くないでしょう」と不敵に言った。(共同)

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2012年10月17日のニュース