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ブラジルに完敗も…ザック監督「アプローチは満足している」

[ 2012年10月16日 23:19 ]

国際親善試合 日本0―4ブラジル

(10月16日 ポーランド・ウロツワフ)
 フランス戦の歴史的勝利から4日、今度は王国ブラジル撃破を狙った日本だったが、“2匹目のどじょう”はいなかった。個人の身体能力、技術力に勝るブラジルに対し、組織力で対抗するはずが、守備は個の力に切り裂かれ、攻撃も“カナリア色の壁”に跳ね返さて得点を奪えず0―4の完敗。ザッケローニ監督は淡々とした表情で試合を振り返った。

 「(前日の)会見でも話した通り、ブラジルはスペインと並んで世界のトップのチーム。戦力的にも格上であることは分かっていた。そんな相手にものおじしないでできるのか?何が通用して何が通用しないのか確認する試合。結果がついてこなかったことは非常に残念だが、アプローチに関しては満足している」

 右ふくらはぎ打撲でフランス戦を欠場した本田を1トップでスタメン起用。フランス戦とは違っては序盤から攻め入るシーンも見られた。しかし、前半12分にMFパウリーニョに先制ゴールを決められると、同26分にはDF今野がPKを献上。後半にも2失点。現時点での実力の差をまざまざと見せつけられた。

 強豪相手の欧州遠征は1勝1敗。収穫もあり、課題も見えた。来月14日にはアウェーでW杯アジア最終予選のオマーン戦が待っている。指揮官は「まずW杯の出場権をいち早く確定させること。そして世界の強豪との試合を組むことで、その距離を縮めていきたいし、最終的には対等に戦えるようになりたい」と前を向いた。

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2012年10月16日のニュース