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ザックジャパン ブラジルに力の差まざまざ 0-4大敗

[ 2012年10月16日 23:15 ]

国際親善試合のブラジル戦で完敗し、肩を落とす(左から)乾、本田ら日本イレブン

 国際親善試合、日本―ブラジルは16日、ポーランドのウロツワフで行われ、日本は0-4で敗れた。フランス戦を欠場したMF本田圭佑がワントップの位置でスタメン復帰、FW香川真司、この試合が国際Aマッチ最多出場となる遠藤らが先発した。試合は、ブラジルの多彩なパスワークに翻弄され、前後半ともに2失点、まざまざと力の差を見せつけられた。

 W杯で最多5度の優勝を誇るブラジルと日本が戦うのは、2006年W杯ドイツ大会の1次リーグで1―4と大敗して以来6年ぶり。通算対戦成績は日本の2分け6敗。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本が23位で、ブラジルが14位となっている。

 今回の欧州遠征は日本にとって2年後のW杯を見据えた貴重な強化の機会。12日のフランスとの国際親善試合は1―0で勝利した。

 試合は、双方パスをつなぐ展開となり、前半8分、本田がシュートを放つもGKに阻まれた。12分、MFパウリーニョのゴール正面からの強烈なシュートが決まり先制を許した。26分には、DF今野の反則により、ネイマールにPKを決められ2点のビハインドとなった。その後、ブラジルの厳しい攻めにをしのいで前半を0-2で終えた。

 後半開始からDF内田篤人に代えて酒井宏樹、MF中村に代えて乾貴士を投入し反撃に入ったが、3分、ネイマールのシュートがDF吉田麻也の足に当たり、3点目を決められた。16分にはMF長谷部が細貝と交代した。

 日本はチャンスはつくるものの、ブラジルDF陣の堅実な守備に阻まれ、フィニッシュまで持っていけない。大量リードのブラジルは、余裕の試合運びで逃げ切り態勢。31分、一瞬の隙から、カウンター攻撃でMFカカーに4点目を奪われた。終了間際、日本は吉田、清武に代え栗原、宮市を送り出したが実らなかった。

 結局、日本はゴールを奪えぬまま大敗、欧州遠征を1勝1敗で終えた。

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