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本田 右足ゴール&先制アシスト!欧州遠征任せろ弾

[ 2012年10月8日 06:00 ]

ロシア・プレミアリーグ CSKAモスクワ2―0スパルタク・モスクワ

(10月7日)
 ザックジャパンに明るい光をともした。CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(26)が7日、敵地でのスパルタク・モスクワ戦で、1得点1アシストをマークした。

 1点リードの後半7分、FWムサのスルーパスに抜け出し、利き足とは逆の右足でネット左を揺らした。3試合ぶりの今季5ゴール目、CSKAモスクワ移籍後は17ゴール目だが、初めて決めた右足での得点に雄叫びを上げた。試合後は報道陣の「ゴールおめでとう」の問いかけに「ありがとうございます」とだけ答えて会場を後にした。

 モスクワ最大のダービーで、試合開始直後からエンジン全開だった。前半3分、両チーム最初のチャンスも左サイドを駆け上がった本田のクロスから生まれた。前半15分にはペナルティーエリアのやや左でMFトシッチと絶妙なワンツーで相手DFのマークを外し、ムサの先制点をアシスト。6連勝で止まった前節のディナモ・モスクワ戦のうっ憤を晴らすかのような縦横無尽の活躍だ。

 日本代表として戦うフランス(12日)、ブラジル(16日)との2連戦を誰よりも待ちわびていた。9月のW杯アジア最終予選イラク戦後、「この2試合は楽しみ。僕はホームで試合をする必要はないと思っている。引いてくる相手にだけ試合をしていても2年後のイメージはつかない」と話した。W杯優勝経験国との敵地での連戦は、現時点の立ち位置を確認するのにふさわしい舞台だ。

 当然、強豪との対戦で存在感を示せば冬の移籍へのアピールにもつながる。目指す日本代表のW杯優勝のため、そして自身のステップアップのために――。“王様”本田が最高の状態で8日にザックジャパンに合流する。

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2012年10月8日のニュース