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ダービー連敗…磐田サポーターブーイング、前田は「へたくそ」

[ 2012年10月7日 12:45 ]

<磐田・清水>試合終了後にブーイングを浴びる磐田イレブン

J1第28節 磐田0―1清水

(10月6日 エコパ)
 磐田は静岡ダービー2連敗で5位に転落した。シーズンを通して一度もライバルに勝てなかったのは07年以来の屈辱。試合終了後、イレブンはサポーターのブーイングを浴びながらピッチを去った。MF山田大記(23)は「サポーターに申し訳ない」と声を振り絞った。

 その光景をじっと見つめていた森下仁志監督(40)は「勝ち点は取れなかったが、選手は90分いいプレーをしてくれた」と擁護。「(始動から)9カ月やり続けて成長している。選手の頑張りを見て未来を感じてもらえないならば、僕はここを去るだけ」とブレずに攻撃サッカーに続ける決意を示した。

 前半は相手の寄せの速さにてこずった。パスサッカーを封じられ、ロングボール主体の戦術を選択したが、相手にボールを奪われる確率は増えてゴールは遠ざかった。後半主導権を握ったが、なかなか決定機をつくれず、駒野友一(31)は「(個人技で)1人で局面を打開しようとすることも必要」と課題を挙げた。

 5位に順位を下げたが、下を向いている暇はない。山田は「(サポーターに対し)強くなることでしか返せない。エスパルスに勝てるように、優勝できるように練習したい」と前を向いた。

 ≪5試合連続ゴールなし≫エースの前田遼一(30)は5試合連続でノーゴールに終わった。前半7分に駒野の左CKを頭で狙ったが枠の外へ。「へたくそ」と自分を責めた。ACL出場権獲得をかけたリーグ戦は残り6試合。「気持ちを切り替えて練習からやるしかない」と会場を後にした。

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2012年10月7日のニュース