ハットの高瀬が“控えＧＫ”だった…星川監督「万が一の場合は」

＜ＩＮＡＣ神戸・千葉＞前半３９分、２点目のゴールを決め、イレブンに祝福される高瀬

なでしこリーグ第１３節 ＩＮＡＣ神戸７－２千葉

（10月6日 ホームズ）
　ＩＮＡＣ神戸のＦＷ高瀬愛実（２１）は２戦連続でハットトリックを達成。今季１７得点とし、得点王争いで２位の日テレＦＷ永里亜紗乃（２３）に３差をつけた。

　前半２分、川澄の右クロスにヤネズが頭で合わせ、相手ＧＫにはじかれたところを頭で押し込んだ。同３９分には右足で２点目。後半３８分、ダイビングヘッドで倒れ込んだ沢をまたぐように飛び込み、クリアボールを右足のワンタッチで決めた。

　「チャンスを多くつくってくれるチームメートなんで。“点を取らないと…”という危機感を持ってやってます。４試合連続で決められてよかった」。Ｗ杯前は前列３人の右でプレーしたが、後半戦から左で起用されて４戦１０発の大暴れ。星川監督は「着実に進歩した。今なら右でも、いろんなことができると確信する」と褒めた。

　この日は海堀が腰痛のためベンチから外れ、ＧＫは武仲１人だけ。試合前には監督から「万が一の場合には代役ＧＫ」と言い渡され「キーパーをやったのは小学生の時ぐらい」と苦笑いだったが、しっかり本職で勝利に貢献した。