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INAC高瀬またハット!五輪後4戦で3度目

[ 2012年10月7日 06:00 ]

<INAC神戸・千葉>前半39分、2点目のゴールを決め、イレブンに祝福される高瀬

なでしこリーグ第13節 INAC神戸7-2千葉

(10月6日 ホームズ)
 各地で3試合が行われ、首位のINAC神戸は7―2で千葉に快勝、勝ち点を37に伸ばした。2位の日テレが伊賀と引き分けて勝ち点差「7」となり、いよいよ独走態勢が固まった。FW高瀬愛実(21)は2戦連続のハットトリックで今季17得点とし、得点王争いで2位の日テレFW永里亜紗乃(23)に3差をつけた。

 リーグ再開後4試合で26得点と大勝を続けるINAC神戸。その中心にはこの日も高瀬がいた。開始2分、こぼれ球をダイビングヘッドで押し込み先制点。3点リードの前半39分にもクロスを冷静に右足で流し込み「点を取れる位置を取れている」とうなずいた。控えめな発言が多い21歳にも、得点ランキング首位の風格が漂う。

 この時点で3試合にまたがり、シュート6本が連続成功の離れ業。押され気味の後半は5本を放って味方の反撃意欲をあおり、38分に再びこぼれ球に詰めた。2戦連続、五輪後4試合で3度目のハットトリック。普段は厳しい星川監督も「1シーズンに3度もやるのは凄い。リーグの記録ではないか」と褒めた。

 今季17得点は、新人年の16を超える自己新記録。関係者によるとクラブ記録でもある。高瀬は「毎試合が不安。点を取らないと次に使ってもらえないから」と表情を崩さずに言った。

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2012年10月7日のニュース