Ｇ大阪“レア様”ロスタイム弾！…土壇場で勝ち点１獲得

＜Ｇ大阪―鹿島＞後半ロスタイムに同点ゴールを決め、雄たけびを上げるＧ大阪・レアンドロ（左）

Ｊ１第２７節 Ｇ大阪２―２鹿島

（9月29日 万博）
　窮地の松波ガンバを救ったのは、またしてもＦＷレアンドロだった。１点ビハインドの後半ロスタイム、右から流れてきたボールを胸トラップして左足一閃（いっせん）。この日２点目となる一撃は左上に突き刺さり、土壇場で勝ち点１をもたらした。

　２７日に長男フィリオくんが誕生した。「誰かが得点を取ったらやろうと言っていたんだ」。１点を先制された前半２５分、直前のＧＫとの１対１を外すミスを帳消しにする豪快ボレーで同点。自ら“ゆりかごダンス”で祝った。それでも降格圏脱出はできず、喜びも控えめだったが「ゆりかごダンスができて嬉しい」と愛息に捧ぐ２発には笑みがこぼれた。

　「最後まで諦めず、降格圏を脱出したい」とレアンドロ。本拠地で勝ち点３奪取に失敗したのは痛い。残り７試合中、本拠地戦はわずか２戦。決して状況が良いわけではない。ただ、レア様が出場した試合の不敗神話は「８」。今夏加入したにもかかわらず、得点もランキング３位タイとなる１１得点目となった。最後に勝ち点１をつかみ取ったように“負けない”レア様が逆転残留に導く。