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宇佐美 4人抜き弾で今節のベストイレブンに

[ 2012年9月28日 06:00 ]

シュツットガルト戦の前半、ゴールを決めるホッフェンハイムの宇佐美貴史

ブンデスリーガ ホッフェンハイム3-0シュツットガルト

(9月26日)
 ホッフェンハイムのMF宇佐美貴史(20)が26日の敵地・シュツットガルト戦で先制点を決める活躍をみせ、3―0の快勝に貢献した。今季2点目は、得意のドリブル突破から4人を抜き去るスーパーゴール。日本協会からは10月の日本代表の欧州遠征で招集する可能性があるという文書が届いており、昨年6月以来となるA代表復帰に向け、これ以上ないアピール弾となった。

 若き天才アタッカーの鮮烈ゴールは前半5分に生まれた。宇佐美は左サイドで酒井高からボールを奪うとトップスピードのドリブルでゴールを目指した。「あのポジションで持ったら自分で行くことしか考えていない」。華麗なステップで4人を抜き去ると、右足シュートはGKの股下を抜き、ゴールネットに突き刺さった。「最初のディフェンスが甘くてスピードに乗れた。センターバック2人も振り切れた。以前ならそこで打っていたと思うが、その後の切り返しもうまくできた」。自画自賛もうなずけるスーパーゴールだった。

 勢いは本物だ。16日のフライブルク戦で移籍後初先発し、香川真司の持つドイツ1部日本人最年少ゴールの記録を塗り替えた。23日のハノーバー戦は無得点ながらチーム最多の3本のシュートを放って存在感を発揮した。この日の試合は、地元紙ビルトが最高評価の1をつけて今節のベストイレブンに選出。専門誌キッカーは2の高評価で、試合のMVPに選んだ。

 4強入りしたロンドン五輪では不完全燃焼に終わった。3試合に出場したが、いずれも途中出場。ピッチに立ったのは計38分間。無得点に終わった苦い経験が向上心をかき立てた。日本代表のザッケローニ監督は今月14日に離日する際、宇佐美の名前を挙げてA代表入りのためにはさらなるレベルアップが必要との注文をつけた。指揮官の要求に応えるべく、新天地で着実に実績を積み重ねている。

 初招集だった昨年6月の親善試合(ペルー、チェコ戦)を最後にA代表から遠ざかっているが、最近の活躍ぶりは欧州遠征メンバーを思案中の指揮官の耳にも届いているはずだ。

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