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ケルロン「すごくうれしい」初ゴール!大物助っ人、2戦目で結果

[ 2012年9月24日 11:14 ]

<藤枝MYFC・ソニー仙台>後半32分、ゴールを決めたケルロンは喜びのダッシュ

JFL第26節 藤枝MYFC3―0ソニー仙台

(9月23日 藤枝総合サッカー場)
 大物助っ人の活躍で藤枝MYFCが「ホーム」初勝利を挙げた。来日2戦目となるソニー仙台戦で初先発した元U―20ブラジル代表MFケルロン(24)が、後半32分に右足で初ゴール。貴重な追加点をもたらし、藤枝総合サッカー場でのJFL10戦目での初白星に貢献した。3―0で快勝した藤枝MYFCは14位に順位を上げた。

 ゴールハンターの嗅覚がうずいた。1―0の後半32分。ケルロンは、MF久富賢(21)の右からのシュートをGKがはじいたこぼれ球に鋭く反応。右足ダイレクトでネットを揺らした。

 「ボールが来ると思っていた。ゴールは大切なもの。あの得点で、チームはより落ち着いてプレーできるようになった。自分自身(公式戦では)長い間、得点していなかったし、すごくうれしい」。U―17ブラジル代表時代にU―17南米選手権で得点王&MVPに輝き、インテル・ミラノ(イタリア)はじめ欧州でもキャリアを積んだアタッカーは、新天地での初得点に喜びを爆発させた。

 8月中旬に来日。寿司が好物になるなど、新生活に着実に順応し、課題と見られたコンディションも上げてきた。練習からベストを尽くす姿勢と気さくな性格でチームにもフィット。デビュー戦だった前節16日は、後半14分からの出場でシュート2本も不発、試合も引き分けに終わったが、この日は開始直後からドリブルなど個人技で好機をつくり、シュートも4本。藤枝総合サッカー場での念願の初勝利を引き寄せた。

 「あのポジション(トップ下)であれだけ動ける選手は、今の日本には少ない。新しい選手が入って、チーム全体のレベルが上がりましたね」。DF兼任の斉藤俊秀監督(39)も圧倒的な存在感に目を細める。

 「自分のポジションはスルーパスを出し、ゴールを決めるのが大事。これからも続けていきたい」とケルロンは意欲も新た。世界の技で藤枝のラストスパートを支える。

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2012年9月24日のニュース