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岡田監督率いる杭州緑城 中国リーグ初の無観客試合

[ 2012年9月24日 08:44 ]

中国スーパーリーグ 杭州緑城0―4遼寧宏遠

(9月23日)
 前日本代表監督の岡田武史氏(56)が率いる中国スーパーリーグ杭州緑城と遼寧宏遠の試合が23日、会場を本来の遼寧省瀋陽から河北省香河の練習グラウンドに移し観客がいない中で行われた。杭州緑城は0―4で敗れた。

 中国メディアによると、同リーグ史上、観客不在の試合は初めて。試合は22日に瀋陽で行われる予定だったが、地元警察が「安全」を理由に試合開催を認めなかった。

 瀋陽では、18日に尖閣諸島国有化に抗議する8000人規模のデモが起き一部が暴徒化、投石などで日本総領事館の窓ガラス約70枚を割っており、警察がこうした事態を考慮し、試合取りやめを指示したのは確実。高まる反日機運が岡田氏のチームにも波及したといえる。瀋陽郊外では1931年9月18日に満州事変の発端となった柳条湖事件が起きた。事件から81年に当たる今月18日には、瀋陽を含め中国の少なくとも125都市で反日デモが行われた。

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2012年9月24日のニュース