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森脇 執念の“サヨナラヘッド弾”で堅首!

[ 2012年9月23日 06:00 ]

<名古屋・広島>後半48分、広島・森脇が決勝ゴール

J1第26節 広島2-1名古屋

(9月22日 瑞穂陸)
 優勝への執念が劇弾を生んだ。後半ロスタイムのラストプレー。広島は佐藤が奪取したボールを石原がキープして森脇へ浮き球パスを送る。こん身のヘッドはポストに当たり、ゴールマウスへ消えた。「全員の勝ちたい気持ちがボールに乗り移りました」。首位を守る“サヨナラヘッド弾”に、ムードメーカーの声が弾んだ。

 アウェーの大一番。攻守でキーマンは背番号24だった。後半5分、パワープレーに転じた名古屋・闘莉王と競り合い、同点弾を許してしまう。だが「チャンスはあると思っていた」。守備に専念しながら、最後の決定的なシーンだけ前線へ。勇気の一撃だった。2位仙台との勝ち点2差をキープ。優勝するチームには、必ずドラマチックな1勝が存在する。「一戦一戦大事に戦って夢を実現したい」。残り8試合。広島の行く手に、Vロードは鮮明に映っている。

 ≪森脇 今季4点中3点が後半ロスタイム弾≫ロスタイム決勝弾の森脇は7節(4月21日)のホーム名古屋戦でも0―1のビハインドから後半49分に同点弾。12節(5月19日)のホーム神戸戦でも2―2の同点から後半46分に決勝弾を叩き込んでいる。今季4点のうち3点が後半ロスタイムでの劇的ゴールと勝負強さを発揮している。

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2012年9月23日のニュース