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激戦から一夜…ジーコ、日本絶賛「W杯で上位進出ある」

[ 2012年9月13日 06:00 ]

古巣・鹿島を訪問したイラク代表のジーコ監督が、練習を終えた選手の前でおどけたポーズをする(中央)

 イラク代表のジーコ監督(59)が日本代表の14年W杯ブラジル大会での上位進出に太鼓判を押した。0―1で惜敗した日本戦から一夜明けた12日、古巣・鹿島のクラブハウスを訪問。ザックジャパンとの激戦を振り返り「今の日本は強豪と言ってもいいぐらい成長している。W杯で上位に進出する可能性は十分にある」と語った。

 ジーコ監督は06年W杯ドイツ大会で日本を指揮して、1分け2敗で1次リーグ敗退。当時は中田英、中村、小野らを擁してタレント軍団と呼ばれたが、メンバー23人中、欧州組は6人しかいなかった。それから6年がたち、日本サッカーは着実に進歩。イラク戦に向けて合宿したメンバー24人中、欧州組は12人を数えた。マンチェスターUやインテル・ミラノなどビッグクラブで活躍する選手もおり、ブラジル人指揮官は「ポテンシャルのある選手がそろっている。やるべきことに励めばW杯本大会でも必ず結果は出る」と言い切った。

 もちろん、イラクの86年メキシコ大会以来7大会ぶりのW杯出場は諦めていない。ヨルダンがオーストラリアを破る波乱が起きたことで、B組の2位争いは混とん。イラクは10月16日にオーストラリア戦、11月14日にヨルダン戦と年内に2試合を残しており、ジーコ監督は「まずはオーストラリア、ヨルダンの2戦に勝つ必要がある」と必勝を期した。この日午後に離日。第二の母国と公言する日本とともに、母国ブラジル開催のW杯に出場する青写真を描き、機上の人となった。

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