五輪組8人で8発圧勝!ネイマール、代表初ハット

[ 2012年9月12日 06:00 ]

<ブラジル・中国>ハットトリックを決めたブラジル代表のネイマール

国際親善試合 ブラジル8―0中国

(9月10日 ブラジル)
 ブラジルは10日、ホームで行われた中国との親善試合に8―0で圧勝した。FWネイマール(20)がA代表では初めてとなるハットトリックを達成するなど若手が活躍。南アフリカに苦戦した7日の親善試合ではファンの激しいブーイングにさらされたが、地元開催の14年W杯に向けて希望の灯をともす勝利となった。

 後半15分、自身3点目でリードを6―0に広げたネイマールが約3万人の地元観衆に笑顔を誇示した。白い歯がよく見えるよう大きく口を広げ、両脇に人さし指を添えて客席にアピール。「やじであれ、声援であれ、誰も俺から笑顔を奪えないんだよ」と振り返った。

 7日の南アフリカ戦では苦戦の末に1―0の辛勝。マノ・メネーゼス監督には退任コールが起こり、選手はブーイングにさらされた。ネイマールが所属するサントスの宿敵サンパウロのホームが会場だったため、20歳のエースには「金の亡者」というやじが飛ぶなど最も厳しいリアクション。「毎試合ベストプレーできるとは限らない」と嘆いていたが、中2日で迎えたこの日は汚名返上の活躍だ。代表に好意的なファンが多い港町レシフェで後押しを受け、1―0の前半26分に挙げた追加点を口火に3得点。前線で動き回って他の選手にもスペースを生み、記録的な大勝に貢献した。

 ネイマールも出場したロンドン五輪は決勝で敗れて悲願の金メダルを逃したが、14年W杯を見据えたメンバーはA代表に残り、この日も8選手が出場した。21歳のオスカルが1得点3アシスト、20歳のルーカスも1得点と躍動。相手はFIFAランク78位の中国だったが、集中力を切らさない戦いぶりに指揮官は「相手が弱くてもいい試合ができない時はある。勝者のメンタリティーを取り戻し、いいエネルギーがチームにみなぎった」と力説した。監督を兼任した五輪でのV逸から退任を求める声もあったが、大勝で一息ついた。若い力に導かれた王国が、優勝を義務づけられたW杯へ再スタートを切った。

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