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本田 イラク戦は「意識統一が大事 意識の持ちようでコンディション変わる」

[ 2012年9月11日 06:00 ]

練習中にボールに足を伸ばす本田

W杯アジア最終予選グループB 日本―イラク

(9月11日 埼玉)
 日本代表は11日、埼玉スタジアムで行われる14年W杯ブラジル大会アジア最終予選第4戦でイラク代表と対戦する。

 かつて日本代表を率いたジーコ氏(59)が率いるイラクとの初対戦。日本のエース、MF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)はFW三浦知良(45=横浜FC)と並ぶ最終予選最多の3戦で4得点をマーク。神様の前でカズ超えを果たし、ザックジャパンを勝利に導く。

 試合前日の儀式はいつもと変わらなかった。冒頭15分だけ公開された10日の最終調整。本田は軽快に同僚とパス交換を行いながら意思の疎通を図ると、練習後は、待ち構える報道陣の問いかけには応じず、無言で取材エリアを通過した。

 14年W杯ブラジル大会を目指すザックジャパンのエースは最終予選でゴールを量産してきた。「決めるべきところで(どれだけ)決めるか。サッカーはそれで勝つか負けるかが決まる」。6月の初戦オマーン戦では豪快な左ボレーで先制点を挙げ、続くヨルダン戦では自身プロ初のハットトリックを成し遂げた。ここまで3戦4発。最終予選に限れば、94年米国大会と98年フランス大会で挙げた三浦知良(現J2横浜FC)の最多記録に肩を並べた。

 あくまで目標は14年W杯ブラジル大会での優勝だが「イラク戦は2年後を見据えた試合」と語る。既にチームの中心的な存在となっている本田は、イラク戦の予行練習となった6日のUAE戦で他の選手がコンディションを崩したことを嘆いた。試合当日は24・6度と湿度80%の蒸し暑いコンディション。それが影響し全選手の動きは鈍かった。イラク戦は絶対に負けられない戦い。関係者によると、本田は「チームが強くなるには意識統一が大事。意識の持ちようでコンディションは変わる」とアドバイスをしたという。

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