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ザック監督、交代6人起用で連携確認 内容に手応えと課題も

[ 2012年9月6日 21:45 ]

岡崎(左)に指示を出すザッケローニ監督

キリンチャレンジカップ2012 日本1―0UAE

(9月6日 新潟・東北電ス)
 W杯アジア最終予選イラク戦に向けて、内容のある一戦だった。スタジアムに駆け付けた4万2020人の前で、ザックジャパンは多彩な攻撃を披露。「結果も大切だが、イラク戦に向けてどういった内容でできるか」という意識で臨んだザッケローニ監督は、6人を交代するなど1―0の勝利以上の手応えを感じていた。

 「ポジティブな点もあったが、チェックすべき点もあった。それが見つかったのはよかったと言える」。前半は香川、本田、長谷部らお馴染みのメンバーが先発。欧州組の体調面を考慮し、後半開始からMF香川に代えて岡崎、MF長谷部に代えて細貝を起用と、様々な攻撃パターンを試した。結果を出したのは、前田に代わりワントップで先発したFWハーフナー。得点が決まると指揮官もガッツポーズを見せた。

 11日に控えるイラク戦では、今野、内田ら守備陣に出場停止者が3人。その中でこの日、センターバックに伊野波と水本、サイドバックに酒井宏、酒井高など、これまでの控え組を積極起用。守備陣をけん引する吉田は「コンディションが良くない中でみんな頑張ったと思う」と評価はしたが「まだまだやるべきことがある。前半も危ない場面があった。もっと安定したパフォーマンスをしたい」と課題を口にした。

 最後に指揮官は「テストマッチだけど、チームとして戦うという意味ではよい試合だった」と日本代表のチームワークも評価。5大会連続のW杯出場へ、戦う準備は整った。

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