×

物足りない!ザック監督 香川に“代表でも結果出せ”

[ 2012年9月6日 06:00 ]

香川にザッケローニ監督は代表でもプレミア級の活躍を見せるよう奮起を促した

キリンチャレンジカップ2012 日本―UAE

(9月6日 新潟・東北電ス)
 ザックが香川に愛のムチを入れた。日本代表は6日、W杯アジア最終予選イラク戦(11日、埼玉)に向けた強化試合でUAE代表と新潟・東北電力ビッグスワンスタジアムで対戦する。アルベルト・ザッケローニ監督(59)はエース香川真司(23)について、今季から加入したマンチェスターUでの活躍を称賛した上で、日本代表でもプレミア級の活躍を見せるように奮起を促した。

 期待が大きいからこその愛のムチだった。UAE戦の前日会見。今夏にマンチェスターUに移籍した香川の成長ぶりについて質問が及ぶと、ザッケローニ監督は「マンチェスターでは良いプレーを続けている」とその活躍ぶりをあらためて称賛した。その一方で「フル代表でも同じように良いプレーを見せることを願っている」と、日本代表の背番号10に対しては物足りなさを強調した。

 指揮官の言葉通り、香川はプレミアリーグのビッグクラブでは結果を出している。代表合流直前の2日のサウサンプトン戦こそ後半16分に途中交代したが、8月20日のエバートンとの開幕戦でフル出場し、同25日のフルハム戦ではプレミア初ゴールをマーク。トップ下で存在感を見せマンU公式サイトでファン投票による8月の月間最優秀選手に選出されるなどその評価はサッカーの母国でもうなぎ上りだ。

 だが、本職ではない左MFが定位置の日本代表ではマンU移籍後は結果が出ていない。8月15日の親善試合ベネズエラ戦では何度も決定機を逃し無得点に終わった。今回のW杯予選はここまで8試合に出場しているが、ゴールを決めたのは2試合だけで、コンスタントな活躍を見せられていない。ザッケローニ監督はマンUでのレベルアップを代表に還元して初めて、本当の成長と言えると考えているようだ。

続きを表示

2012年9月6日のニュース