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猶本 涙止まらず「目標は優勝だったので悔しい」

[ 2012年9月5日 06:00 ]

<日本・ドイツ>必死に涙をこらえるヤングなでしこの猶本

U―20女子W杯準決勝 日本0―3ドイツ

(9月4日 国立)
 ヤングなでしこの猶本はピッチの真ん中でうずくまると周囲をはばからず号泣した。開始57秒、自身が奪われたボールが起点となり先制を許した。日本のパスは必ずボランチを経由する。そこをことごとく狙われ「今まで体感したことのないパワーとスピード。慣れる前に3失点した」。涙が止まらなかった。

 それでも後半は微妙にポジションをずらし、ドイツを幻惑した。フィジカルの強さやパワーではかなわない。だが判断のスピードを上げれば「全然、やれると思う」と手応えもつかんだ。「この経験はたぶん忘れないと思います。ドイツに行ってみたい。あ、まずは(浦和)レッズですけどね」。“ポスト沢”と期待されるビジュアル系ボランチ。流した涙は決して無駄にはしない。

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2012年9月5日のニュース