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イラク戦へ弾み!清武 王者ドルトから初アシスト決める

[ 2012年9月2日 06:00 ]

ドルトムント戦の後半、競り合うニュルンベルクの清武(左)

ブンデスリーガ ニュルンベルク1-1ドルトムント

(9月1日)
 今季からニュルンベルクに移籍した日本代表MF清武弘嗣(22)が1日、ホーム開幕戦ドルトムント戦で移籍後初アシストを決めた。前半31分、右CKのキッカーを務めるとドンピシャのボールを送り込み、先制弾をお膳立て。試合は1―1に終わったが、地元ファンの前で存在感を示した。ザックジャパンの一員として11日にはW杯アジア最終予選イラク戦(埼玉)が控えるが、弾みのアシストとなった。

 2連覇中の王者ドルトムントを相手に堂々の初アシストを決めた。前半31分、敵陣右コーナーから清武がキックを蹴ると、そのボールめがけてゴール前に走り込んだFWペクハルトが頭で合わせる。勢いを増したシュートはゴールネットを激しく揺らした。昨季王者に圧倒的にボールを支配される中、少ないチャンスをものにした値千金のゴール。試合前日には自身のツイッターで「明日は王者とやな。ワクワクする!楽しみや」とつぶやくなど、心待ちにした対戦で結果を残した。

 8月25日のドイツデビュー戦でも決勝点につながるCKで勝利に貢献したが満足はしていなかった。攻撃の核として機能しながら不発に終わり「チャンスはあったのでゴールを決めたかったですけど、残念です」と嘆いた。得点こそ挙げられなかったが2試合連続の活躍に、地元ファンは新加入の22歳を拍手で迎え入れた。

 活躍を楽しみにしているのは、ドイツのファンだけではない。清武は30日に発表された日本代表メンバーにも名を連ね、6日のUAE戦(キリンチャレンジ杯)、11日のW杯アジア最終予選イラク戦に臨む。ロンドン五輪直後のベネズエラ戦ではコンディション面を考慮され免除されていたため、6月のW杯アジア最終予選以来のザックジャパン入り。昨年8月にA代表初招集されてから約1年がたつが、いまだノーゴール。ドイツ初アシストで弾みをつけ、A代表初ゴールを目指す。

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2012年9月2日のニュース