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麻也 プレミア挑戦へ李との“ホットライン”をフル活用

[ 2012年9月2日 06:00 ]

サウサンプトン入団が決まり、ドイツから帰国した吉田は報道陣から渡されたチームエンブレムを手に照れ笑い

 プレミアリーグのサウサンプトンへの移籍が決まったDF吉田麻也(24)が1日、成田着の航空機で帰国。3日から、親善試合UAE戦(6日、新潟)、W杯アジア最終予選イラク戦(11日、埼玉)に向けた日本代表の直前合宿に合流する。成田空港に200人を超えるファンが詰めかける中「日本人のDFで初めてプレミアリーグでプレーするので、僕のプレーが日本のDF(の代表)と思われる。それだけの責任がある」と決意を口にした。

 日本代表の活動があるため、新天地合流は13日の見込み。日本滞在中に就労ビザを取得できる可能性が高く、15日のアウェー・アーセナル戦でのデビューを目指している。準備期間は短く不安もあるが、昨季からサウサンプトンに所属するFW李忠成から情報を収集する方針。故障明けの李は今回の代表合宿の招集を見送られており、吉田は「チュン君(李)が同じチームにいるのはアドバンテージ。代表合宿中も時間があれば連絡を取りたい」と“代表ホットライン”をフル活用する。

 5大会連続のW杯出場に向けたイラク戦については「(敵将の)ジーコ監督は日本をよく知っているので注意したい。安定したパフォーマンスを見せたい」と力を込めた。名古屋ユース時代からの夢だったプレミア移籍を実現して迎える凱旋試合。サッカーの母国に認められた実力を示すには絶好の舞台となりそうだ。

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2012年9月2日のニュース