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柿谷“孝行”弾でC大阪2連勝!クルピ監督の初陣飾る

[ 2012年9月2日 06:00 ]

<新潟・C大阪>サポーターの前で勝利を喜ぶ柿谷(右から2人目)らセレッソ大阪イレブン

J1第24節 C大阪1―0新潟

(9月1日 東北電ス)
 過去も洗い流す1勝だ。C大阪はアウェーで新潟に1―0と勝利。MF柿谷曜一朗(22)が決勝ゴールを決め、過去に放出されたレヴィー・クルピ監督(59)の「復帰戦」を白星で飾った。

 大人になったことを最高の形で証明した。0-0のまま迎えた後半36分、自陣からGK金鎭鉉が蹴ったロングボールをFW杉本が頭で流すと、ゴール前へ走り込んできたのが柿谷だ。GKの位置を見極め右足でシュートを沈めると、2戦連発となる一撃がレヴィー・クルピ監督の復帰戦を白星で飾る決勝弾となった。

 「何より“ゴールしたろ”と思っていた。(クルピ監督の)初戦で勝てて嬉しい」

 練習への遅刻を繰り返し、クルピ監督の怒りを買ってJ2徳島へと期限付き移籍したのが09年6月。あれから3年以上の月日が流れ、かつての問題児はすっかり孝行息子に生まれ変わった。この日も指揮官の「ゲームをつくる仕事もしてくれ」という指示をしっかりと遂行。その上で「ゴールこそが自分の仕事」と、“らしさ”を出すことも忘れず今季7得点目で勝負を決めた。

 チームは3月以来の連勝。14位は変わらずも、降格圏の16位新潟との勝ち点差は「5」に。指揮官の信頼を勝ち取った22歳が、窮地に立たされているセレッソをJ1残留へと導く。

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